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色、色々。

兵庫県西宮市教育委員会は、色を識別しにくい「色覚異常」かどうかを知るための検査を、市内全小中学校で
小学4年以上の希望者を対象に行うことを決めたらしい。学校での色覚検査は「差別につながる」などとして
2003年から任意制になり、兵庫県教委によると、学校で実施している自治体はほとんどないという。
同市教委は「職業選択や事故防止などの観点から知っておくのは重要」とし、2学期中に検査を行うそうだ。

色覚検査は学校の定期健診で義務付けられていたが、色覚異常があっても大半は日常生活に支障はないことや、
誤解から差別につながるといったことを理由に、03年に文部科学省が必須項目から削除。県教委によると、
ほとんどの自治体が検査を行わなくなったらしい。

しかし、学校で特定の色の黒板の字が読みにくかったり、描いた絵の色使いがおかしかったりするケースが
あるという。また、電車の運転士やパイロットなど選択できない職種もあり、知らずに試験を受けて初めて
色覚異常を知る人もいるそうだ。

こうした実態を色覚異常のある同市議が議会で指摘。検査復活の要望を受け、市教委が今春から同市医師会
眼科医会などと議論を重ねてきたらしい。

色覚異常そのものを知らない保護者も増えているといい、保護者に説明文を渡した上で、希望者を募って
検査と相談を実施するとか。市教委は「正しい知識の啓発と併せて、適切な支援をしていきたい」としているという。

おなじ色覚異常でも、いろんな種類があるようだね。
ネットで探すと、「色覚異常の人の見えてる世界」というのを見つけることが出来るが、うん…確かに日常生活に支障は出ないけど、すこし寂しげな世界やな。

これまで、ふと、何度か「自分の見えてる赤(色)は、他の人にもおなじに見えてるのだろうか?」と考えたことがある。
きっと、PCのモニターに個体差があるように、色覚にも個人個人で、若干のズレがあるんやろうな。色覚異常とは、それが若干酷い感じ、という理解でよろしいか。

その程度で済まず、視神経から脳への接続異常で赤が緑に、反転して見えてる人とかは、おらんのやろか?と想像したり。

見えてる世界が違うわけだから、感情なんかも、お互い理解不能のものかもしれん。仮に一緒に生活するとなると大変だ。

たとえば、性欲を刺激するとされる色は「赤」とされるが、その反対色である補色「緑」は性欲を低下させるらしい。
一方は、ヤる気万満で、室内照明や下着を工夫してムードを盛り上げているつもりが、逆効果。
性欲は、わかりやすい一例だが、これとおなじ事が、生活全般、あらゆるとこで起こってくる。トラブルは耐えんだろう。
「この色、落ち着くわぁ~」の基準も違うわけだから、一方はそれで心の安静を得られても、一方はイライラしっぱなし、という事態。

先に書いた「PCモニタの個体差」程度の色認識の違いだと、どれくらい、感情に違いが出るのかね?先天性の場合、生まれた時からその差が累積されていくわけだから、後になればなるほど、影響が出てるような気がするけどね。

「自分が見てる世界と、他人が見てる世界は同じとは限らない」
そっから先、互いの立場に置き換えて、理解し合えるかどうかは、個々人の想像力によるのかもしれん。

[ 2012/09/16 22:40 ] 与太話 | TB(0) | CM(-)