桃色学級日誌

2009年に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件（暫定値）は前年比38.3％増の935件で、過去最多を更新したことが18日、警察庁のまとめで分かったらしい。特定できた被害児童も21.6％多い411人で最多とか。他人への提供などにインターネットが使われた割合は９割に上ったという。国際的に日本の児童ポルノ対策の遅れが指摘されているが、深刻な状況に歯止めはかかっていないそうだ。

09年の摘発人員は前年比57.8％増の650人で、摘発件数、被害児童数とともに統計を取り始めた00年以降で最多だった08年を更新したらしい。

摘発の主な内訳は、児童の性的行為の撮影や画像の複写など「単純製造」が439件、不特定多数への提供や陳列が311件とか。携帯サイトなどで児童を誘い出して撮影したり写真を送らせたりし、ネットで流通させる事例が目立つという。

そらぁ、今まで機能してなかったもんが機能しだしたら増えるわな！
去年の事を思い出して欲しい。

掲示板にURLを貼り付けて逮捕。
女子高生が自分で撮影したものも逮捕。
「擬似児童ポルノ」なんて造語も現れた。結局は「わいせつ物頒布」での逮捕とか。

これまでに無い形の摘発が増えた年であった。ただ、それ以前でも“その気になれば”摘発出来た事案であったとも言える。
もちろん、娘の写真を撮って売りさばくバカ親も沢山いたわけで、厳しくなった事が悪いとは言いませんがね。

問題は、この数字が規制派に利用される事だ。「単純所持」に踏み込んだ規制が始まれば、当然摘発件数は跳ね上がるだろう。今まで合法だったものが違法とされるんだもん。
でも、それを見て彼らはこう言うのだ「もっと規制が必要だ」と。

このところ、児ポ規制については穏やかな動きが続いているが、こういった報道がなされるという事は、水面下での不気味な動きを勘ぐってしまうね。

国会終盤は、色々な事が一気に動き出すかもしれない。


画像は、ぼくらのよーこ先生「センセェ～あそびましょ！」より。創作物の規制は勘弁願いますよ！

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