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阿部定

16日。東京昭島市で、局部を切り取られた男性の全裸死体が見つかったらしい。
被害者は、独身一人暮らしの初老。体には、4箇所の切り傷。切り取られた局部は、ベットの下に落ちていたという。

酷い事するなぁ…犯人や動機が不明の段階では、なんとも言えないけど、やっぱりアソコは切り取らないで欲しい。生きてるうちだったんだろうか?痛すぎる。

それで、阿部定事件を思い出した。
昭和の初めに起きた、猟奇殺人事件である。

事件の概要はなんとなく、知っていたが、今回改めてWikipediaとか読むと、かなりSM要素満載の事件であったのだな、と再認識する。

自分の事を“ノーマル”と信じる人達には理解できないだろうが、SMは知れば知るほど、人間の本質に繋がっているとやみげんは思うだ。過去、映画とか、様々作品化されているようだが、どれほど掘り下げたものだったのだろう?期待薄であるが、その辺も興味のあるところ。

阿部定を、異常者として扱い、眉をひそめ、あるいは嘲笑した当時の人々は、実は己の内にも潜む、説明の付かない異常性に薄々気がついていたのではないのか?私には、それに気付かぬフリをし、「いえいえ、手前はあんな変態とは違うのです」と、周囲に対して必死で同意を求めているようにしか見えない。

昭島の事件は、性器を捨てているので、阿部定とは程遠い、おそらく俗物が引き起こした、下賎な事件であろう…そのように推理するのである。
そこには、一片の物語性もなく、ただただ残忍で醜い、人の姿があるだけだ。
まぁ、それも人の本質に変わりは無いわけだが、阿部定ほどに異常者として扱われていないところを見ると、(上の理屈に従えば)皆、犯人に対してかなりの距離感があるんだろうな。

でも、TVがどう扱っているのか、やみげんには知るすべが無いので、「阿部定ほどに異常者として扱われていない」は、不正確であった。
どうぞ、スキャンダラスに報じてないことを願うばかりである。

心の中に、定を飼っていても、昭島の犯人はご遠慮申し上げる。

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[ 2012/01/16 18:08 ] 与太話 | TB(0) | CM(-)