桃色学級日誌

有償の音楽や動画を違法な配信と知りながらインターネットからダウンロードする行為に２年以下の懲役または200万円以下の罰金を科す改正著作権法が１日、施行されたらしい。CDやDVDとして販売されている音楽や映画を無料でダウンロードできるサイトを利用した場合に、罪に問われる可能性があるという。

著作権者など被害者からの告訴がないと起訴できない親告罪とか。違法配信かどうか利用者には分かりづらいケースも多く、実際には、ダウンロードを繰り返し警告にも応じない悪質なケースが摘発の対象となりそうだという。

一発目の見せしめ逮捕が、どういう形になるのか、見ものだな。

以前にも書いたのだが、この法律は、そもそも親告罪である事や、「違法である事を知った上で」をどう立証するのか等、捜査着手へのハードルは結構高い。
ただ、それも当局のやる気次第であって、つまるところ、“その気になれば”後付でどーにでもなったりするところに、不安と怖さがあるわけである。

おそらく。
別件の捜査で家宅捜索→PC押収→違法ファイル発見→権利者に告訴依頼→（別件の別件）逮捕
といったケースも出てくるだろう。
逮捕・拘留されて「知らぬ存ぜぬ」を通せる人がどれほどいるものか？まぁ、よほどの政治犯でもない限り、おらんやろ。

「２年以下の懲役または200万円以下の罰金」
は、かなり重い罪だからな。
本件（最初の別件）が、立件できなくても、こちらで起訴できれば上出来だ。きっと捜査官がPC内に当該フェイルを発見した時には、「はい、裏ドラ乗った！」ってな感じだろうよ。

「10年前には、動画サイトも、mp3音楽プレーヤーもなかった、それ以前に戻るだけ」
とはいえ、昭和ロマンチカは、ちょいと困った事になるな。

恐ろしく時間が掛かるのだが、知らない曲のリクにも応えているわけなので、その際には、You Tube他、動画サイトの御世話になっている現状。
普通に考えて、この先、「削除されたけど再UPされた」のサイクルは長くなるんだろうな。目的の音源が見つからないという不自由さは出てくるやろ。
「あんた誰？」
の、一般人のカバー曲、聞かされてもなぁ…。

まぁ、“良くない事”なのには異論が無い。「必要ならば借りれば（買えば）いい」わけだけどさ。
ウチは田舎だから、街へ出かけないとレンタル屋さんはないのよね…ネットでレンタルってのも無くは無いんだけれども。
掛かりすぎる時間が、もっと長い時間になってしまいそうだわね。

それにしても。
懐メロ弾き語りの昭和ロマンチカは、当然最近の曲を対象としてないからな。
この、法律改正を推し進めた音楽業界の思惑通り、新たなヒットに結びつくCD売上に貢献する事は無いと思う。

ここ何年も「良いな」「憶えないな」「買いたいな」と思える曲に出会ってない。

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