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工作員

国立教育政策研究所のいじめ追跡調査では、インターネット上のいじめなど、パソコンや携帯電話を通じた被害経験についても集計した。2004年度からの3年間で、小学生では大きな変動はなかったが、中学生は年を追って被害経験者が増えていたらしい。

中学1~3年のうち6月時点で「週1回以上」被害があった生徒は、04年で0.8%。05年は1.5%、06年は1.8%に増加した。「月2、3回」「学期に入って1、2回」を含めた割合は、この間に7.4%から9.3%に拡大したという。

この「週1回以上」ってのは、中傷書き込みされた、とかメールが来るって事なんだろうなぁ。
リアル世界で、毎日毎日暴力や暴言にさらされるのと、どっちが今の子供らにとってはダメージが大きいんだろうね?気になった。

思ったのだが、この匿名のいじめには、逆にその匿名性を利用して反撃できそうだ。あくまで親がいじめを把握している事が前提、である。

リアル世界だと、親がいじめに介入すると「子供の喧嘩に親が~」と言って、かえっていじめが酷くなるケースが多いわけだが、このネットを使ったいじめなら、親は級友に“成りすます”事ができる。

すでに某巨大掲示板では、政党なり企業なりの関係者が一般人になりすまし、自らに都合の良い書き込みをしたり、スレッド自体の流れをコントロールしたりしようとしている。いわいる“工作員”と呼ばれている人たちだが、運営側ではそれを把握できても、一般閲覧者はあくまで前後のやり取りや、IDを追う事で推測するしかない。

まして、舞台は子供世界のネットワークである。大人が入り込んで、自分に都合の良いように世論誘導することは、そう難しいのではない。事実、それを悪用して(写真を送らせるとか)捕まっている大人もいる。もちろん悪用は遺憾が、それほど簡単に彼らは騙されてくれる証だろう。

企業に依頼されて、アルバイトに掲示板に書き込みを行わせる企業も存在するわけだから、いじめ対策の書き込み工作を専門にあつかう商売ってのはどうだろうか。
いじめているつもりで書き込んでいたら、いつのまにか自身がいじめられる流れになっている。そういう“工作員”が存在するというだけで、子供らは疑心暗鬼に陥っていじめどころではなくなる気がするな。リアル学校で、謎の生徒(工作員)探しにエネルギーもさかざるをえまいよ。

学校裏サイトの書き込みで、「なんか工作員うざいんだけど」とか「親乙!」とかの書き込みが飛び交う光景もまた良しだ。

でもまぁ、これは、単にいじめの矛先を変えるだけだから根本的解決ではない。
やはり、少なくとも自分で稼げるようになるまでは、ネットを取り上げるのが良いと思うが、おそらくリアル世界に舞台がシフトするだけだろうな…子供は大変だ。

振り向き蛭田教頭
画像は、リサ校長の場合「追跡」より。パンスト被って素性を隠そう!
[ 2009/06/27 22:00 ] ちゃま | TB(0) | CM(-)

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