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禿。その1

さて、9月に入り、多少残暑は薄らいでいるようね。しのぎやすいわ。
季節は確実に秋に向かっている。

ウチは田舎だからね、しばらくすると(といっても10月に入ってから)紅葉が楽しめるぜ!
そして、その紅葉の後に来る落葉の季節。
日を追うごとに。ハラリハラリと葉が落ちて行き、遠めにも山の地肌がはっきりと露出してくる。冬の入り口だ。

やみげんも、人生落陽の時期となり、晩秋の山と同じで、日に日に髪が薄くなり、地肌が露出して行く。
初対面の人はそうでもないようだが、数年前の私を知る人らに言わせれば、「苦労したんやね…」という事らしい。
「歳相応」とはげましてくれる人もいないではない。いまはまだ自毛で、なんとかごまかしているが、それも時間の問題だな。まもなく、誰の目にも「禿。」とわかるようになる。

思い切って、「丸坊主」という選択肢もあった。しかし、絵描きかぶれ、音楽家かぶれ、文筆家かぶれ、そして左翼かぶれのやみげんには、拭いがたい長髪嗜好が染み付いてしまっているからさ。無駄な足掻きを試みるわけ。

かつらはなぁ…これは、なんとしても避けたいところ。植毛もいいらしい、でもお金は掛かるわね。
手近なところで、育毛剤を試す。

先に結果を書くが、これは効き過ぎるほどに効いた。約1月で、目に見える効果が確認出来る。
育毛剤は安くはないけど、その他の方法に比べれば、格段リーズナブルと言える。

ところが…で、ある。

育毛剤が効き出したと、時を同じくして、頭皮に痒みを感じ出す。次に、全身じんましん。
やみげんは、アトピー持ちなので、これと連動してくるのでやっかいだ。

「いやいや、これも髪の為だ!」
と我慢していると、今度は、胸が痛くなる。心臓を鷲づかみにされている感じ。これも副作用の一つとされているね。

そもそも、育毛剤のミノキシジルという成分。心臓病からくる高血圧を抑える経口薬だったとか。この副作用として発毛が認められ、これを頭髪に生かそうとして育毛界に取り入れられたらしい。だから逆に、ミノキシジルが正常な心臓に悪影響を及ぼしても不思議はない。

髪が、フサフサ、黒々と生命力を帯び出すほどに、慢性的に胸が締め付けられている状態となる。
こうなると、髪どころじゃない。ホントやばい。生命の危機だ。

「禿。」と呼ばれる覚悟は無い。
でも、まだ死にたくも無い。

(…つづく)

やみげん
[ 2012/09/03 20:00 ] 与太話 | TB(0) | CM(-)

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