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霞。

東京都は芸術振興を行うための専門家組織「アーツカウンシル東京」(仮称)を2012年度中に設置するらしい。専門家の知識を生かし、若手芸術家への助成やアートイベントの開催など、都の文化振興予算の活用方法を決めてもらうそうだ。世界的に評価が高いアニメやゲームといった分野にも助成することで、東京の文化発信力を高める。同様の組織は英国や米国などでは例があるが、国内では初めてだという。

都の外郭団体である東京都歴史文化財団(東京・墨田)内に4月に準備組織を設置。12年度中に正式な組織として立ち上げるらしい。

専属の職員として、美術館や演劇、アートイベントの企画、運営などに携わった経験を持つ5人程度を採用する。助成制度を企画してもらうとともに、都内のギャラリーや劇場などを回って将来性のある人材を発掘してもらう。初年度は人件費などを含む事業費として5億7000万円の予算を予定するとか。

先駆的なアートイベントやコンテストなどを企画し、試験的に開催。アジアから将来性のある芸術家を集めて育成し、東京を「芸術の街」としてアピールする事業も行う方針らしい。

13年度以降に個人からの寄付を募って基金をつくり、芸術家への助成事業に充てることも検討するという。

美術や演劇だけでなく、アニメやゲーム、ファッションなど海外で評価が高い分野も助成対象とすることで、ソフト産業の輸出を強化することにもつなげる狙いがあるそうだ。

さぞかし上品なアートなんだろうなぁ…助成対象。
「改正東京都青少年健全育成条例」という悪法を施行した東京都が、なにをいまさら、な感じだわ。
新基準の適用は、現在までのところないそうだが、出版社側には自主規制が働いているとも聞く。
一方で、表現を規制しながら、アーティスト育成とか…ろくでもない臭、プンプン。

とはいえ、芸術家もお金は必要やからな。
霞を食って生きていければいいのだけど、そうはいかない。なにも、世間に顔向けできない表現だけが芸術ではないからさ。お上が、援助・育成してくれるというのなら、それはそれでありがたい事や。
そんな作品ばっかりだと、息が詰まるだろうけど。

結局、お上からの援助をあてに出来ない‘サブカル’は民間が育てるしかない。
バブルの頃は、いろんな企業が、アンダーグラウンド芸術のスポンサーになっていた。みんな余裕があったんやなぁ。
今は見る影も無い。

早よ、景気良くなって欲しいな…無理かもしれんが。

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(2010/12/31)
野上 武志、鈴木 貴昭 他

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[ 2012/03/29 21:37 ] 規制 | TB(0) | CM(-)

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